症状のページに戻る

上肢・下肢の痛みや痺れ

背骨内での神経圧迫
椎間板の髄核が飛び出したり、骨が異常に尖ってきたりして脊髄神経を圧迫し、障害を受けている神経支配領域に痛み、感覚異常、筋力低下を引き起こすことがあります。一般的にヘルニアとして知られる症状ですが、MRI検査で圧迫されている像が見られても症状のない方や、接している程度なのに重度の症状を呈する場合などがあります。カイロプラクティック治療で、飛び出している椎間板を中に戻したり、尖っている骨を無くすことは出来ませんが、過剰に興奮している侵害受容器(痛みを感じる)を沈静化させたり、当該分節への負担軽減を目的とした関節に対しての適切な刺激だけでなく、全身を対象とするカイロプラクティック治療によって自律神経のバランスが整い、マクロファージ(不要物質を取り去る細胞)の活性化を促し、通常の保存療法より早期の治癒をもたらす場合があります。

背骨を出た後での神経圧迫
一般的なヘルニアに類似した症状を呈しますが、末梢部で筋肉や骨の溝などで圧迫が加わっていることで痛みや痺れが出ることがあります。国際基準のカイロプラクティック教育を受けたカイロプラクターは、絞扼部位の鑑別検査に基づき障害部位の特定を行います。その上でカイロプラクティック治療の適応か否かを判断し、適応の場合はその障害を取り除く治療を行います。治療内容は絞扼している筋・靭帯などの緊張を低下させる事と、絞扼されていた神経の活性を上げる目的で、支配領域末梢への刺激および同神経レベルの椎間関節への刺激です。求心性と遠心性の双方向のアプローチによって、症状の緩和が大きく期待できます。

血行障害
末梢への血流量が低下すると、痛みや痺れを感じるようになります。血管壁の変性により内腔が狭小化した場合はカイロプラクティック治療の適応外となりますが、正常な筋・骨・靭帯などの組織により後天的に狭窄されている場合は、その組織が正しい位置に戻り、更にその位置で力学的バランスを保てるように、周辺組織の強化や柔軟性の向上を含めたアプローチを行います。

脳神経障害
脳塞栓や脳出血などで脳細胞が障害を受けると、その脳細胞の支配領域に痛み・痺れ・異常感覚が残ることがあります。以前は脳細胞は再生されないとされていましたが、最近では脳細胞の再生が確認されています。カイロプラクティック治療で直接的な効果は確認されていませんが、障害部位や近接部位への求心性刺激を続けることで、機能改善を期待する治療を行う選択肢はあります。但し、医師の診断を受けていない場合は、来院していただいてもカイロプラクティック治療を行わず、医療機関での検査を優先的に受けるように指導することになります。